虎鮫の作品情報・感想・評価

「虎鮫」に投稿された感想・評価

ホークス映画で女が見送る場面の美しさたらない。弱い作品だと思うが、真下を見つめることがひたすら反復される。銃声が鳴り止む瞬間の恐怖
ryosuke

ryosukeの感想・評価

3.8
エドワード・G・ロビンソンって若い頃はかなり間抜けな役柄が似合う感じだったんだな。年食って良い味が出てきたタイプなのかな。いやこれはこれで勿論魅力的なんだけど。
ヒロインのジータ・ジョアンは超美形で光り輝いている。「暗黒街の顔役」同様にヴィンス・バーネットも良い味を出している。
「ジョーズ」のドレイファスの台詞の「tiger shark」は本作へのオマージュだとか何とか。確かにサメ映画の源流っぽさは感じる。「ジョーズ」の原作ではクイントは本作のようにロープが足に絡まって死亡するらしい。
マグロが出てくる二つのシーンが最大の見せ場かな。マグロがベルトコンベアーを流れてくる描写が次々に繋がれるシーンの運動感が素晴らしい。ちょっとワイズマンの工場の描写っぽい印象も受ける。流れるベルトコンベアーから道路を歩く主人公たちへとイメージが滑らかに連鎖する。荒波の中でのマグロの一本釣りはドキュメンタリータッチで迫力が凄いんだけどどうやって撮ってるんだろうか。
マイクがイケメンの相棒パイプスとヒロインにダンスをさせる瞬間、キータとパイプスの初対面の際の空気感を知っている観客はあっと思うのだが、マイクは気のいい奴というか間抜けというべきか、海岸でキータを呼びに行かせたり、看病で二人っきりにさせたり、パイプスの移住の意思を知らせたりとガンガン二人が接近する機会を与えてしまう。それ以上にまたパイプスがいい奴で、友人のために全てを捨ててメキシコに移ろうとすらする。タバコのマジックも素敵(熱くないのかな)。このパイプスのかなりの性格の良さとキータの献身が故に、本作はモテないおじさんが惨めな思いをして可哀想というだけには留まらない味が出ている。
人の良い男二人の友情物語として気持ち良く終わって欲しいものだが、本作のラストはホークス作品としては珍しいのではないかと思える後味の悪さになっている。
船内でパイプスとキータが二人きりになるシーンで、マイクの発砲による銃声が聞こえてくるのだが、これが効いている。二人が抱き合う瞬間に観客は音が止んでいることに気付き、二人が画面外に目線を動かす瞬間よりも一足早く悲劇の到来を予感することになる。
ラストは唐突に思えるマイクの残虐性の発露でゾッとさせるが、実は彼は冒頭のシーンでその片鱗を見せていたのだ。処刑の儀式を反復しようと試みるマイクだったが、本作には他にもう一箇所鮫が死を齎すシーンがあり、そのシーンのギミックが的確に作動することになるのだった。
SKE

SKEの感想・評価

4.2
ホークス×海×男2女1人という「港々に女あり」の構図だがこれは非モテ男に容赦ない。一本釣りのシーンは圧巻、マグロ好きは必見である。
ホークス作品をいくつか見たので、これはこうなって終わるぞと予想したら、ひとひねりしてあった。エドワード・G・ロビンソンは愛されキャラで、リアルならモテそうな気がする。最初はすごく健気だった奥さんが「夫に借りは返したわ」とか言い放つ場面が怖くて人間不信になりそう。マグロの1本釣りの場面もある。

「ハワード・ホークス監督特集II」@シネマヴェーラ渋谷
Lalka

Lalkaの感想・評価

3.1
エドワード・G・ロビンソンのラテン系なキャラ作りと、漁の迫力。マグロが流れてくとこが好き。
後の『バーバリー・コースト』、ラング『飾窓の女』『スカーレット・ストリート』に引き継がれるエドワード・G・ロビンソンの受難。妻の不倫を知ったときの顔芸がたまらん。鉤爪で背中を掻いてやったり、指輪をかけたり。スピルバーグ『ジョーズ』の元ネタ的作品。
フィッシュボーンのタバコギャグで笑いが止まらなくなって大変だった。
一

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モテないくせに自信家の一流漁師エドワード・G・ロビンソンをみんなで憐れんでやってるかんじが観てて辛い。鮫との戦いやマグロ一本釣りのシーンは迫力あり。
トド

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3.9
「ジョーズ」の原型であり、人がいい非モテ男の哀切を描いて寅さんの原型でもありそう。ホークスらしく男の仕事、マグロの一本釣りを船上ロケできっちり描く撮影技術もすごい。昭和7年といえば、小津の「生まれては見たけれど」の年ですぜ。
TMD

TMDの感想・評価

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ジョーズの元ネタ?らしい。コレはマジで面白かった…マグロ漁のシーン凄かった…あと、この年代のリアルフィッシャーマンファッション最高だった!
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