原作はレイ・ブラッドベリの小説。
本の所持や読書が禁んじられた近未来のお話。トリュフォー監督のSF。
あらすじは
書物の捜索と焼却が任務の「ファイアマン」のモンターグが、ある日クラリスという女性と出会い、本について意識し始める…というもの。
原作者のブラッドベリは、国の検閲ではなくテレビによる文化の破壊を描きたかったとか。
読書は集中力や思考力、想像力が必要になる。
分からない言葉や意味は調べなくてはいけない。
面倒と言えばそうだけど、至極の体験でもある。知らないことを知る体験。
別に古文書とか小難しい本でなく、通俗的な小説でもテレビやスマホをぼーっと眺めているよりも、自分との対話や発見がたくさんあるような気がする。
それから確実にスマホはテレビより
そして文化より脳を破壊しているような。
印象的だったのは、“本の人たち”
雪の中を歩きながら好きな本を暗唱している場面。
ブラッドベリの「火星年代記」も入ってるのね。
わたしなら何の本を選ぶかな。
