「ラースの彼女はダッチ・ワイフだった！」的な宣伝で、映画のタイトルを目にする機会は多かったので気になってた。
確かにその通りではある。
もうちょっとオチャラケた内容かと思ったら、悪人が一人も出てこない心温まるヒューマンドラマ。
主人公の心的外傷の原因ははっきりせえへんのやけど、お兄ちゃんの口からなんとなく伝わってくるし話が進むと、そこはどうでもよくなってきた。
兄貴夫婦（特に兄嫁のほうがラースを気にかけること！）に始まり街の人、精神科医の女性、果ては救急隊から神父さんまで皆してエエ人なんやもん。
冷静に考えてみれば、そんなバカな、なファンタジーではあるんやろうけど全く馬鹿馬鹿しいと感じないのは何でかな？
ビアンカが死んでしまう事で人間と触れ合えるようになるっていう話の持っていき方も、なるほどと説得力がある。
ビアンカの出来はもひとつ（日本製は凄いのあるからねぇ）やったけど、兄嫁役と女医さん役の女優が美人。
