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ラースと、その彼女のchipのレビュー・感想・評価

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)
4.3
人とうまく付き合うことができなくて、リアルドールを買い、ビアンカと名付けて彼女だと思い込むラース。
全く動かず表情ひとつ変えないビアンカを大事に大事に扱うラース。
どう見ても変だけど…兄夫婦も医師も、彼の言うことを受け入れてビアンカの世話をして。

周りの人たちがみんな優しくて、とても心が和んだ。彼のビアンカを見つめる目は、リアルに恋する人の瞳でしたよ。

最後は、彼が自ら下した決断だったのでしょう。
牧師のスピーチ、彼女の存在は、我々の勇気を試した、と…
彼女の存在を受け入れることが勇気だったのでしょう。

ラースが生きているマーゴに、声をかけるラストシーン、好きです。それから、彼女のぬいぐるみに人工呼吸するところも好きです。

「her/世界でひとつの彼女」
よりずっと好きな作品!
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