誰だ。
この映画をコメディコーナーに置いたのは!
だいぶ前にオススメされていながら、全然観ていなかったのをついに鑑賞。
あらすじやブログレビューなどで予習したら、笑えると書いてあるものが散見されたので、軽い気持ちでみてみたら十分重いじゃないですか。
自分だったら『17歳のカルテ』とか『二つ星の料理人』あたりと一緒に置きますよ。
複雑な家庭で育って、いろいろこじれてしまったことを、少しずつ明らかにしていきつつ、人との繋がりを回復する物語で、とても物静かな作品でした。
音楽も綺麗で、ラースの清らかな人柄を表すかのようでした。
ビアンカと妄想ごと村が受け止めてくれるという物語は、フィクションだからといってしまえばそうですが、途中で出てくるセリフのように、ラースが村から愛されているからこそなのでしょう。
そして、あんなに否定的だったお兄さんが、ビアンカ騒動をきっかけに、家族の問題と向き合うことができた描写もあり、村を挙げてのセラピーだったのかなと。
お医者さんがとても有能な方でほんとうによかった。