焼きはらす

ラースと、その彼女の焼きはらすのレビュー・感想・評価

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)
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ラースがラブドールの彼女を愛することは周囲の人間を愛することに繋がるし、周囲の人々は他者に過敏なラースへの愛情をビアンカへの献身を通じて表現している。その上ビアンカは冒頭でガレージの窓からひたすら1人で外を見ているだけのような頑ななラースを象徴してもいる。そんな彼女が南米系で派手な格好で真冬の田舎町に現れるのだから、ドラマとしてもコメディとしても最高のキャラクター。
ラースの周りは確かに優しい人ばかりで、ある種ファンタジーだけれど実際僕らは気付いていないだけで想像以上に愛に囲まれている。と信じていたい。
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