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ウルヴァリン:X-MEN ZEROのペジオのレビュー・感想・評価

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)
3.6
ローガンのココ、空いてますよ

ウルヴァリンといえば「孤高のヒーロー」という説明がしっくりくる(実際そういう記述も多い。)
「野獣」「反体制」といったイメージ通り他者と相容れる事が叶わないのが彼のアイデンティティである

「ウルヴァリン以前」を描いたこの映画ではそんな彼が常に誰かと「バディ」を組んで行動している
傍らの誰かが諸事情でいなくなると、また別の誰かが寄り添う
本質は寂しがり屋さんなのを見抜かれているのか?
とっかえひっかえ相方を替えていく尻軽ローガンがラストで「俺は独りで行く」という選択肢を選ぶ事でアイデンティティを得る
「孤高のヒーロー」ウルヴァリン誕生の瞬間である
(皆さん、本物のウルヴァリンですよ。)

つまり必然的にこの映画は「別れ」の映画であった


バイクがあったらやっぱり「AKIRA」や「ブラック・レイン」の真似したくなるよね
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