アルジェントがジャッロに回帰!といってもそこにも当たり外れがあるわけだけど、本作は当たり。
17年前に起きた童謡に見立てた連続殺人、犯人も死亡し解決したかと思われていた事件がいま再び動き出す。
かつての名刑事が老化で記憶力も減退してるせいで過去の事件のことがなかなか思い出せないせいで真相になかなか辿り着けないの斬新な時間稼ぎ笑
電車の中が悪夢の空間と化す冒頭と切れ味抜群のラスト、鮮やかな演出の劇場での白鳥の見立て殺人がよい。見立て殺人はワンカットで足元をうつしじっくり緊張感を持たせた上での宙に浮く足、からのゴロリがインパクトがあった。
真相はいかにもなのだが、演出のキレが抜群。終わり方もカッコよかった。