みおこし

オンリー・ユーのみおこしのレビュー・感想・評価

オンリー・ユー(1994年製作の映画)
3.8
なかなか平日は更新が滞りますね…。ということで週末は一気に更新します!!

小学校教師のフェイスは婚約したばかり。しかし、彼女は未だに幼い頃に占いで言われた運命の人”デイモン・ブラッドリー”の存在を信じ続けていた。ある日、結婚式の欠席連絡をくれたフィアンセの電話を取った彼女は、彼がデイモン・ブラッドリーと名乗ったので狂喜乱舞。思い立ったが吉日、そのまま彼を追いかけてイタリアへ向かうが…。

「おい!お前婚約したてだろ!」と突っ込みたくなるのはさておき(笑)、”運命の恋”を信じるヒロインが一世一代の賭けに出る痛快ラブ・コメディ。どこまでもまっすぐで夢見がちなフェイス役には、MCUでメイおばさん役を演じているマリサ・トメイ。そしてそんな彼女の目の前に現れるミステリアスな男性役には我らがアイアンマンのロバート・ダウニー・ジュニアという、まさかの布陣!彼らも20年以上後に、超有名アメコミの映画化シリーズで共演を果たすとは当時夢にも思わなかっただろうな…。

名前(Fatih)通り、なりふり構わず我が道を突き進みまくるフェイスの思考回路は正直理解に苦しむのですが(笑)、ショートカットがとっても似合う若き日のマリサ・トメイが本当に可愛くて可愛くてたまらないから許せちゃう!むしろ彼女を見てたら、たまには直感を信じて暴走してみるのもアリかも、なんて思わせてくれるくらい。
そして今やダンディなおじさまのロバートですが、若者の頃からとってもチャーミングな男前だったんだなと…!ほんと素敵!終始美男美女の恋模様を見ているだけで眼福でした。
さらにロケーションはヴェネチアとローマなので、それがロマンティックな演出に拍車をかけます。歴史的文化遺跡を巡るデートシーンは、まさに『ローマの休日』へのオマージュ。真実の口のシーンはこちらのカップルもとっても可愛かったです!

主役2人の恋模様のみならず、ボニー・ハント演じるフェイスのお友達ケイトも魅力的なキャラクター。フェイスの旅に同行して彼女を支えるのですが、実は夫との関係に悩んでいて、彼女もまたこの旅で学びを得る…というサブストーリーもよかったです。
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