日本妖怪アッセンブル!!!
しばらくこの映画の事しか考えたくないぐらい面白かった。
妖怪三部作の二作目。
観る順番がおかしくなったけど、結果的にこれを最後に観て正解だった。
"楽しい"と"夢"しかつまってない宝箱みたいな映画。
ときどき、宝箱からとりだして遊びたくなる。
作品としては"妖怪百物語"が一番好きだけど、今作はお祭り映画なので楽しい!楽しい!楽しい!
自分の心の奥深くにいる、"わんぱく小僧"がおおはしゃぎしている。
人間たちの愚かな行動から、4000年の眠りから目覚めた古代バビロニアの凶悪な吸血妖怪"ダイモン"と日本妖怪軍団が戦うお話。
まるで、妖怪版エンドゲームだ!
人間になりすまし好き放題するダイモンに、なわばりを荒らされたカッパはダイモンに戦いを挑むが敗れてしまう。
何故か関西弁をしゃべる"キャプテン油すまし"に救いを求めることに。
”こんな奴のさばらしといたら、日本お化けの名折れや”
全国にいる妖怪を集めて、妖怪アッセンブル!
その数、約30体ぐらいの妖怪が、ここに集結する。
他の2作では、一切しゃべることがなかった妖怪さん達が今作ではしゃべる、しゃべる。
特に油すましの関西弁が様になってるので、見た目は可愛いけど、どこかカッコよくもあった。
お調子者のカッパも良いキャラしてるので友達になりたくなるし、妖怪さん達のデザインはどれも良い感じで、この時代ならではの雰囲気がある。
CGとは違った魅力。古きよき映画の良さ。
なにもかもが最高だったぜよ!!!!!
しかも、ずっと映画に妖怪が登場してくれるので楽しいったらありゃしない。この作品だけ、完全に浮いてるけど1作ぐらいはユーモアがあってロマンがある映画があってもいいんじゃない?
小さい頃に、この映画と出会えなかったことが残念で仕方がない。
ビデオテープで何回も繰り返し観たゴジラみたいに、きっといつまでも大切にしたい映画になってたと思うと、映画との出会いも運次第なのかなぁって思ったり。
今もどこかで、妖怪さんたちは、妖気に楽しく暮らしてるのかなぁ。
そんな彼らに何度でも会いに行きたくなった。
またね。