ちろる

HACHI 約束の犬のちろるのレビュー・感想・評価

HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)
3.8
リチャード ギアが本当に犬好きなのが分かるからHACHIと戯れる無邪気な彼を見るだけでも幸せになれる。
オリジナルの「ハチ公物語」をアメリカの小さな町の現代に置き換えてストーリーはほとんど完コピをしていることが、オリジナルのハチ公へのリスペクトを感じます。
オリジナルを最近再鑑賞したので次に何が起こるのか、全て分かるのにやっぱり涙腺崩壊。
教授がなくなって10年の月日という時間が流れてハチが見るからにおじいさんになってみすぼらしくなっていく姿がとてもリアル。
(オリジナルは確かハチがガリガリになっていて見るのが辛かった)
おそらく目も見えないのにその見えない目で色のない駅の入り口をずっと見つめる小さくて無垢な瞳。

オリジナルではこの頃の時代背景もあり、教授亡き後の家族のハチに対する淡白さがちょっとつれなくて気になったけど、解消され娘夫婦、奥さんのハチに対する愛情も垣間見れたのは良かった。
演出も回想シーンが超泣ける。
ラスト渋谷が映るとまた泣ける。
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