1976年。愛媛県松山市 伊予東高校に入学した篠村悦子。憧れのボート部に入部しようとするが、その高校には男子ボート部しかなかった。悦子は女子ボート部をつくるために男子ボート部に身を置きながら、女子メンバーを募る。
田中麗奈のデビュー作 ということで、めちゃくちゃ初々しい姿を見ることができます。
ボート というメジャーではないかもしれない競技で初心者女子高生が頑張る という構図。「ウォーターボーイズ」に通ずるものがありますね。
高校生なのですが、女子部員たちがめっちゃあどけなくて、ウブで、めちゃくちゃ青かったです。
ストーリー展開としては、物足りなさも否めないけど、逆にこの余計なものがない感じもよかったり。バックボーンや恋愛要素もちょっとはあるけど、あくまでボート部メイン。女子ってのもあってか、熱苦しさも感じなかったし、ホントに入り込みやすかったです。
自分は学生時代に何かに打ち込んだ経験がなく、こんな青春も送ってみたかったなぁ なんて思ったりしました。
70年代が舞台なのもあって、ノスタルジックな雰囲気も抜群です。青春とノスタルジックってめちゃくちゃ合いますね。
初々しくて、キラキラしてて、青くて、ホントに純粋な青春ものって感じの作品でした。
10月にはアニメ映画の公開が控えているみたいです。予告編を観ましたが、CGもめちゃくちゃ綺麗で、どんな作品になるのか楽しみですね。