はま

私の愛情の対象のはまのレビュー・感想・評価

私の愛情の対象(1998年製作の映画)
3.4
ポール・ラッド祭り第12弾………

なんなん…こんな「いかにも恋愛モノ」ってパッケージの映画で何でこんなに傷付いてるん私………←

多分この感想はかなり少数派だとは思うけど、“主人公ニーナに共感しすぎた”せいで傷付いて泣いてるので、少なからず同じ感想の人はいると思う…。

【恋人との結婚願望はないニーナ。そんな彼女が同居人として選んだのは、恋人に捨てられ、住む家を探していたゲイの男性ジョージだった。】

ポール・ラッドがゲイの男性ジョージを演じてるんですが、子供が大好きな小学校の先生でニッコニコ笑顔が最高に人懐っこくて、そりゃこんな人の良い男の人が“ベストフレンド”だったら最高だな…なんて。
ホントに思うんですよ。

ニーナはジェニファー・アニストン。
彼女の「恋人とずっと一緒にいるのは時に息苦しくなるから結婚して一緒に住むとかは嫌」って考えもなるほど理解できる。
表情が豊かでこちらも当たりの良い可愛らしいキャラクターでした。

そんな最高の二人の同居。ああ、なんて素敵な空間なんだ。
(ちなみにこの二人結構共演が多いみたいで嬉しいです。『二人のパラダイス』の夫婦役をもっかい観たくなった←)

ところがどっこい人間のジェンダーの問題はチョ〜〜〜〜〜〜難しくて、登場人物がこの二人だけの世界なら単純なお話も、そうはいかないのがコレ。

「どうしてそうなる」「でも理解できる」

そして泣く私(´;ω;`)

ハッピーエンドなんだろうけど、捉え方によってはハッピーエンドではない…
なんなん、人間って(困惑)

ドラマ『glee』で私の大好きなカート君が(初期シーズンで)言ってたセリフを思い出しました。
「どうして僕が好きになる人は皆ストレートなの」
「どうせ誰も僕のことは愛してくれない」
そんなカート君も女友達には愛されているわけで… でもその愛は本人が求めている愛とはちょっと違うわけで…



この映画、めっちゃ深ない?
こんなに考えさせられるの私だけ…??



-----以下関係ない感想----
この頃のガブリエル・マクト氏、太っててガブさんだと気付かなかった(笑)
はま

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