あしからず

私はモスクワを歩くのあしからずのレビュー・感想・評価

私はモスクワを歩く(1964年製作の映画)
4.0
「不思議惑星キン・ザ・ザ」と同じ監督とは思えないみずみずしい映画。

主演ニキータ・ミハルコフの若者像は例えば「出発」のジャンピエールレオのように悪意ない自由さがあってヌーヴェルヴァーグの風を感じる。

題名通りモスクワの街並みが映されてなんだか観光気分。特にワシリー大聖堂がガウディの建築みたいにかわいい。地下鉄の長いエスカレーターはどこか未来的。遊園地もレトロで素敵でモスクワに行きたくなる。あの東京並みの満員電車には乗りたくないけど!

特に起承転結もなく大きな出来事も起こらず全部日常の延長って感じなのに、飽きない。アンドレイ・ペトロフの音楽もよくてラストのミハルコフが歌う題名と同じ主題歌もいい。もう1度聴きたいけどCDとかあるかなあ
あしからず

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