私はモスクワを歩くの作品情報・感想・評価

私はモスクワを歩く1963年製作の映画)

ROMANCE IN MOSCOW

製作国:

4.3

「私はモスクワを歩く」に投稿された感想・評価

sonozy

sonozyの感想・評価

5.0
大好きな『不思議惑星キン・ザ・ザ』のゲオルギー・ダネリア監督の初期1963年作品。
キン・ザ・ザ的なシュールさは皆無のみずみずしさ。
冒頭からラストまで最高でした。

1963年夏、モスクワでの数日間の4人の若者の物語。
後に監督となる若きニキータ・ミハルコフ演じる主役の青年コーリャ(地下鉄工事の作業員)。
シベリアから来た作家志望の青年ワロージャ。(コーリャと電車内で出会う)
結婚を控えて兵役を延期してもらうコーリャの友人、優柔不断男のサーシャ。
サーシャの結婚式に同行して欲しいとコーリャが誘う美しいレコードショップ店員アリョーナ。

雨上がりのモスクワ空港で、ストライプのワンピースの女性が歌&ダンスステップするのを見かけたシベリアから到着したワロージャとちょっとしたやり取りの冒頭から最高。
優柔不断男のサーシャが結婚式に向かう雨の日。靴を脱いで素足で歩く女と、自転車で追う男のシーン(途中、印象的にインサートされる)も最高。
そして、コーリャがタイトルソングを歌う、駅のエスカレーターのラストも最高。

出会えて良かった作品がまた一つ増えました。

いずれも英語字幕で見れます。
・画質悪いですがMosfilmのYouTube
https://youtu.be/vuEWpdLatLI
・画質の良いものはこちら(有料登録/動画と字幕データをダウンロード)
https://sovietmoviesonline.com/comedy/6-ya-shagayu-po-moskve.html
「不思議惑星キン・ザ・ザ」と同じ監督とは思えないみずみずしい映画。

主演ニキータ・ミハルコフの若者像は例えば「出発」のジャンピエールレオのように悪意ない自由さがあってどこかヌーヴェルヴァーグの風を感じる。

題名通りモスクワの街並みが映されてなんだか観光気分。特にワシリー大聖堂がガウディの建築みたいにかわいい。地下鉄の長いエスカレーターはどこか未来的。遊園地もレトロで素敵でモスクワに行きたくなる。あの東京並みの満員電車には乗りたくないけど!

特に起承転結もなく大きな出来事も起こらず全部日常の延長って感じなのに、飽きない。アンドレイ・ペトロフの音楽もよくてラストのミハルコフが歌う題名と同じ主題歌もいい。もう1度聴きたいけどCDとかあるかなあ
フィルマ友達の方に、この上映を教えて頂き、旧ソビエト映画、ダネリア監督、そして神戸のミニシアター遠征、、、初めてづくしの映画鑑賞^_^

勝手にソビエト映画って、もっと暗くてどんよりの映画を想像してた(^_^;)
先日観たアニエス・ヴァルダの「クレオ〜」みたいなヌーヴェルヴァーグ。モスクワの街を明るく闊歩したような楽しい感覚、、モノクロだけど、自然のキラキラした美しさや街の活気が伝わってくる。
車の多さや、通勤電車の混雑、夜の遊園地や公園でのゲームイベント、、若者達の出会いや、他愛も無い会話、フランクな家族関係、、全てがとても瑞々しくて、社会主義国のイメージと違ったなぁ^_^

そんなこんなで気分も上がり、鑑賞後、せっかくの神戸、一人元町観光を満喫したのでした…^_^
あれ、ジャック・ドゥミってモスクワを舞台に映画撮ってたっけ?

いやいや、、ヌーヴェルヴァーグの波はフランスの国境超えてロシアまで達していた?!「はなればなれに」や「女は女である」の難しくない方のゴダールやリヴェットあたりに近い、、。

ソヴィエト時代の映画ですが、そう思ってしまうくらい、とにかく軽やかで自然で自由で楽しいんです^_^

20歳ぐらいの若者たちの青春映画、ちょっとミュージカル風ラブコメの愛すべき作品。とにかく可愛くて初々しくて印象に残るシーンがいっぱい!

フランス映画って言っても信じてしまうくらい。ソヴィエト映画への先入観を見事に払拭してくれます^_^60年代の「雪解け」の成果ですかね?

主演の若きニキータ・ミハルコフ監督は中々のハンサム。

大好きな「不思議惑星キンザザ」のダネリヤ監督の初期作。少し前に東京でのソヴィエト映画祭でフォロワー様方がこぞって絶賛してたのを羨ましく思ってたら、神戸でやってくれました。それも後2本、この監督作品を。感謝!^_^
イワシ

イワシの感想・評価

4.1
無目的に、たのしみを求めて、あてどなくモスクワの街を歩き回る映画。一日だけの映画。若者の映画。偶然の出会いによって若者は友だちになり、女の子と出会って三人でデート、騒動に巻き込まれ、ひと段落。朝が来てさよならになる。歌い続けよ、と言われる若き日のニキータ・ミハルコフが光の中に姿を消す。
tych

tychの感想・評価

4.3
「不思議惑星キンザザ」のゲオルギーダネリヤ監督の作品だけに、ずっと見たかったが、念願叶った。モスクワが舞台のモノクロ青春ドラマ。その演出、展開、音楽の何と軽やかなことか。若き日のニキータミハルコフが主演してるのも魅力。
1960年代のモスクワの風景は新鮮。思ってたより賑やか。満員電車とか東京っぽいし

もろヌーヴェル・ヴァーグの影響受けてる感じだが、すごく自由でびっくり。最後にコーリャが歌いながら駅から去っていくところは超良い!

みんなで「電話に出てあげて~!」って呼び掛けるの笑う
kakki

kakkiの感想・評価

4.1
サンライズやハタリ!でもそうですけど追走劇の何と面白いことか。面白かったです。けど...。都会の青年と田舎の青年の区別が最初分からなかったので再度鑑賞時は注意深く見ます。要反省。
hagy

hagyの感想・評価

3.0
歩くというよかスキップなんなら疾走して気持ちい夜風にふかれてフラフラしてたら終わった『コーヒーをめぐる冒険』みたいな映画
青年どももっと勝手にやってくれ
ついでに雑巾も踊れ
>|