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ゴージャスのXXXXXのレビュー・感想・評価

ゴージャス(1999年製作の映画)
4.3
ジャッキー・チェンが、初めて本格ラブストーリーに挑戦したラブコメディ!
共演はスー・チー、トニー・レオン。
またもや、ジャッキーリブートレビューでごめんなさい🙏

大富豪で青年実業家のチェンと、台湾の漁村に住む少女プウ。そこに2人の仲を取り持つ、ゲイのスタイリストアルバートが絡む恋物語!

今作のジャッキーは、アクションシーンがかなり控えめで、映画としては女性ファン受けしやすい、ラブコメディになっています。
ジャッキーと『トランス・ポーター 』のスー・チーや、『花様年華』のトニー・レオンの豪華共演に、チャウ・シンチーなど香港オールスターのゲスト出演で、なかなか豪華な作品になっています😳

特にジャッキーとチャウ・シンチーの歴史的共演は、抱腹絶倒モノで、これが最初で最後になったのが本当に残念。シンチーは警察犬に引きずり回される警察官の役です。
「サ、サニーィィィー!!」👮🐕

監督は、普段チャウ・シンチー作品を多く手掛ける、ヴィンセント・コックです。
映画自体、本当にジャッキー映画っぽくない作品なんだけど、オープニングなんかは宮崎アニメの様に、ロマンティックなものになっています。

今作の実質的な主演は、スー・チーで田舎者だった少女が、ジャッキーへの片想いを経て大人の女性へ成長するメインストーリーになっていて、ジャッキー作品としてはかなり異色😱

とは言え、ジャッキーのカンフーシーンは少ないながりもしっかりあって、今や『キングスマン』『ベイビー・ドライバー』などのスタントコーディネーターとして、世界を股にかけて活躍した、ブラッドリー・ジェームス・アランとのスポーツ感覚のカンフー対決がイイね!😉

スポーティーなアクションシーンで、ジャッキーファンへのサービスもしっかりあります。ブラッドリー・ジェームス・アランは、近年若くしてご逝去されました😭

ゲイのスタイリスト役の、トニー・レオンがコメディリリーフとして出演していて、ジャッキーとの共演シーンこそあまり無いものの、普段のクールな演技とは違って、コミカルなオネエっぷりを存分に振りまいていました。

トニー・レオンのキャリアの中でも、かなり異色な作品となっています。新宿二丁目で毎晩飲み散らしてそうなゲイの男性でした。笑

映画自体は、ショートコントの数珠繋ぎの様に感じられるけど、とても可愛らしい物語で、悪い人が誰も出てこない、子供たちと一緒に見ても楽しめる作品になっています。ラストはなかなか爽やかでロマンチックです。
でも、大量のガラスの瓶を海に流すって、海洋汚染では?🤣

実は、今作公開時当時に付き合っていた彼女と、今作を見に行ったんだけど、ジャッキー映画を恋人と見ると、必ず別れてしまうと言う都市伝説の通り、今作鑑賞後すぐ別れてしまったのがとてもビターな思い出です(涙)
今だからこそ話せるけど、今作のスー・チーに似た可愛い女の子だった...😢

この頃、宮沢りえや唐沢寿明と共演予定だった、ジャッキーが体操選手の役の『巨人』や、イーキン・ツェンと共演予定だった、『サンダーアーム3』なんかの企画がボツになったのが残念。

『ラッシュアワー』で全米制覇した直後、ジャッキーの新たなる挑戦を感じさせてくれた粋な作品です。
今年、ジャッキーの新作が日本で公開されないか、毎日ネット徘徊してるのに、一向に情報無し...。ジャッキーロスに震える悶々とした一年になりそう😭
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