ShojiIkura

瀬戸内少年野球団のShojiIkuraのレビュー・感想・評価

瀬戸内少年野球団(1984年製作の映画)
3.3
 戦後の島の子どもの愚直さは、現代の子どもの小賢しさに比べると、失笑すらしてしまうけど、可憐な駒子先生、小悪魔な武女に導かれて、野球というスポーツのもとにひとつになり、成長する。戦争で傷ついた大人たちも、犠牲を払いながら何かを取り戻していく。
 武女が「手紙が胸に当たったの」と言うシーンは、こんなことを少年期に言われたらと妄想して年甲斐もなくドキドキしてしまった。駒子先生と共に清純なるエロスだと思う。
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