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パンドラの箱のRIOのレビュー・感想・評価

パンドラの箱(1929年製作の映画)
3.8
ダイヤにもパールにも
ルビーにも色を変えるパンドラ
頭のてっぺんから
細い足先まで魅惑的

彼女を愛したために悲惨とも
言える末路を歩む男達

彼女は美しく男を魅きつけ惑わせる
プロメテウスはエピメテウスに
「この箱だけは決して開けてはならない」と命じた
ギリシャの神ゼウスが造らせた
この世で一番美しいパンドラの箱
 
アフロディーテの美しさ
アポロンの音楽があるサイレント映画

あらゆる悪魔が閉じ込めてある
小さな箱
暗闇に光るねたみや憎しみ
パンドラが持っている
その箱
彼女に微笑まれ
光に誘われた男は開けてしまう
禍が起こることを予感しながら

それは黒いベールを掛けられる
その事によってしか
閉じられることはない

トルナトーレ監督「マレーナ」も
そうだった
美しいものをその手に収めるため
満ちていく狂気

映像の陰影も
ピアノ演奏曲が素晴らし過ぎた

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