映画 けいおん!の作品情報・感想・評価

「映画 けいおん!」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

本筋は卒業にむけてあずにゃんに贈る曲をどうするか、とロンドン卒業旅行の二本だけど、映画として中弛みしそうになるところでご都合的に演奏シーンを入れた感じ。帰国便間に合うか問題や、さわちゃん先生ロンドン登場、教室での卒業ライブなどなど、演奏のための唐突な見せ場が多い印象。
それら全てけいおんパワーで捩じ伏せてるとも言える。
アニメではそこまでハマらなかったのに、映画見たら憂ちゃんとあずにゃんにどハマりした。
なると

なるとの感想・評価

4.5
初めてけいおんを観たのは中学生のときだった。毎日学校に行って、朝から夕方まで授業があって昼休みがあって放課後があって、当時はそれが当たり前だった。
それから4~5年が経った。小中高と今まで当然としていた学校から解き放たれて大学へと進学した。そして初めて今までの時間がもう過ごすことができないものだと知った。
そんな中、『映画けいおん』を改めて観たらどうだろう。泣いちゃうに決まってるじゃないか。

今回の映画で唯たちは、高校からもそして『けいおん』という作品からも完全に旅立って行く(アニメでは)。僕たちは高校を卒業する唯たちに自らを重ね、更に、僕たち世代のオタクの少年時代のバイブルであった『けいおん』の終わりをそこに加えて咽び泣くのである。まだ少し暗い通学路、暖かな日差し差し込む教室や渡り廊下、職員室等々の情景が更に泣き声のボリュームを上げていく。

『映画けいおん』、ストーリーだけをみると割とハチャメチャだ。ノリと勢いでイギリスに行って、ノリと勢いで2回もライブをして帰ってくる。冷静に考えたら何だそれって感じなんだけど、何故か不思議な説得力がある。放課後ティータイムならやってくれる気がする。というか、僕からしたら何をやってくれてもいい。何なら、某ビューティフルドリーマーよろしく、終わらない卒業式一日前を繰り返して、実はそれは唯の夢で、あずにゃんへの歌を通して現実へと回帰していくってストーリーでもいい。むしろ、適当に書いたけどちょっと見たい。
要するに、唯たちがいつも通り動いてくれればいい。なぜなら『けいおん』はいわゆるキャラ萌アニメだから。何をするかよりもどうするかを観ているから。

でも、これだけハチャメチャなのにしっかりと泣けるのは、終わりへと向かって着実に進んでいるから。つまり、あずにゃんへ送る歌を作るというこの物語の骨子。
ここで巧妙なのは、この物語があずにゃんを通して放課後ティータイムを再び振り返っていく話ではないところ。
唯は帰国の寸前まであずにゃんへの歌がいつも通りの放課後ティータイムでいいとは気づかず、ワールドワイドな曲を探し求める。だから僕たちもついそれに乗せられて、終わりに対して無自覚ににロンドンでの唯たちのいつも通りっぷりを楽しむ。
そして唯がいつも通りの放課後ティータイムでいいと気づく頃には、ロンドンのシーンはすでに終わっている。ここで僕は圧倒的な終わりへの自覚に放り込まれる。あー!あの時のロンドンのあの感じ!あれで最後やったんや!!ってなる。まぁ泣くよね。
これ意図的にやってるとしたら本当に山田尚子監督は鬼畜すぎる。

ただ、一つだけ。お前ら全員同じ大学行っちゃうのかよっていう。そりゃもちろんみんな同じ大学に行って欲しいし、これからもずっと仲良くしていて欲しい。でも、高校の部活仲間のストーリーとしては、これからみんな違う道を辿っていくことになる方がその儚さが際立って、僕の泣き声も大きくなる。
きっと、製作者たちが放課後ティータイムに肩入れしすぎちゃって抜けられなくなったんだろうなぁ。
宇多丸師匠と言ってること被っちゃってるんですけどね…。一応書かせて。

要するに、映画の内容云々ってより、『けいおん』っていうものへの思い入れの深さが肝な映画だと思いました。
haru

haruの感想・評価

4.0
ファンの人達の愛情が強すぎて、誤解されがちな『けいおん!』シリーズの劇場版。

しかしながら実は万人受けしやすいアニメだと思います。
わかりやすいストーリー、キャッチーな楽曲、愛着がわきやすい様々なキャラクターたち。
私自身もアニメ初心者の頃にTVシリーズを観ましたが、どっぷりはまりました。

劇場版も公開2日目くらいに観に行った記憶があります。

劇場版はロンドンへの卒業旅行&ライブと、卒業式(名曲:天使にふれたよ!の誕生秘話)の2つのメインストーリーからなっています。

アニメと言えども侮るなかれ
ライブシーン(演奏シーン)は結構鳥肌ものです。

もし食わず嫌いの方は1度観てみてもよいかもですね。
かぶと

かぶとの感想・評価

3.7
京アニってやっぱすげぇなー、何年経ってから見てもやっぱりかわいいなー
ぶぶこ

ぶぶこの感想・評価

3.5
やはり「けいおん!」は楽曲の力が強い!「ごはんはおかず」のロンドンバージョンには大笑い。ストーリーはあってなきがごとし。でもそれがいい。
「Singing!」ではなく、幻のエンディングテーマ「おはよう、またあした」がもし流れていたら、この幸せ過ぎる世界の終わりをまざまざと感じて泣きだす奴が多かったことであろう。
公開当時見たんなら面白かったのかなぁ。
やってる事変わらないんだから、面白いハズなんだけど。
アニメも大好き!青春だよなぁ…制服着たいなぁ(笑)あずにゃんの最後のセリフはまたアニメの方で言ったんだっけ?
たける

たけるの感想・評価

4.0
けいおん!というアニメの持つ「幸福さ」をギュッとしたような素敵な映画。なんだけどやっぱり、ギュッとしないでゆったりだらだら幸せに浸りたい欲もあって。100分ですら短く感じてしまった。でも、「終わらないで」って思いながらも終わってしまうってこと自体が青春そのものと重なって。けいおん!が好きな度合いがそのまま点数でしょう。絵とか音楽はテレビ版よりクオリティが上がっててそこも満足。

このレビューはネタバレを含みます

各話感激しながら見てきたアニメがついに終わってしまった…。
Blu-rayボックスがほしい…。


映画は、TVアニメの後日談を描かない。『けいおん!』の魅力は山ほどあるが、作品の到達点のひとつは、第2期の神回20話でひとりだけ泣かなかったあずにゃんが、最終回でぼろぼろと見せた涙であり、それが5人の友情と何気ない日常が、誰にとってもかけがえのないものであったことを語っているのだ。映画では、それを「過去のこと」とせず、そこに至るまでの物語を丁寧に補完することで、彼女たちの「未来」を視聴者の想像に委ねたあの最終回の余韻を大切に保存し、物語をより豊かに描き立てている(のではないか!?)。
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