｢君も言ったように俺は仕事に憑かれた人間だ。君の求める男じゃない。｣
アル・パチーノとロバート・デ・ニーロがとにかくカッコよすぎる。。3時間くらいあって長いけど、テンポもいいし見応えのある展開が多くて飽きなかった。
特に市街地での銃撃戦は壮絶で面白かったし、追い詰めていく演出やカメラワーク、カット割りが非常に秀逸。
ニール側とハナ側のそれぞれの事情だったり背景がしっかりと描かれるので、どちらにも感情移入してしまう。その為、俺達鑑賞者は願わくば2人とも生き延びてくれと思いながらも結末をただただ見届ける他ない。
｢言ったろ？ムショへは戻らんと｣
お互いの意地と執念のぶつかり合い。大人しく空港に向かわなかった時点で運命は決まってたんやね…。2人の喫茶店での対話シーンが印象的だったが、そこで語り合った事がどれほど重要だったか。このシーンによってよりお互いを意識する様になったし鑑賞者には意味深な場面であることを暗に察知させる。劇中では、終始圧巻とも言える生き様を見せつけられた。
ラストシーンは本当に素晴らしかった。追う方と追われる方の決着。立場の違う敵同士2人の間には密かに友情が芽生えていたのだろう、似た者同士だったから。。
