べるーし

ヒートのべるーしのレビュー・感想・評価

ヒート(1995年製作の映画)
5.0
レビュー250本目に、という事で遂に!

もう説明不要だと思います。
最大に、最高に、そして派手に。映画史に残る史上最強のガンアクション。孤高の漢映画。
中盤から終盤にかけての展開とその勢いがもうとんでも無い程に素晴らし過ぎて何度もリピートしてしまいました...いずれかにDVDを絶対買おう、そう心に決めたのは久々。

立場は正反対ながら一般的な生活に慣れないという点は共通する男二人の運命的な直接対決はそれぞれを演じたアル・パチーノとデ・ニーロを物語っているかのよう。二人とも激渋。それに滅茶苦茶カッコ良い。
皆さん大好きダイナーでの会話、これだけで画になる俳優なんてそうそう居ないよなぁ。

あとは中盤から終盤、上述の通り展開とその結末までの勢いが凄まじい熱量を感じられるものでして。
市街地での激しい銃撃戦、暗闇での一対一の対決。音楽が物静か、もしくは一切流れない点も然り、一つ一つに拘りと重みを感じられる象徴的な場面を作り出せるって凄い。映画って凄い。

脚本もシンプルそのものですが、シンプルなのに登場人物(の行動等)に関する些細な事にまで重厚感を生み出しているのもデ・ニーロやアル・パチーノあってのものでもあるんだろうなぁ〜と。マイケル・マンの拘りや演出センスの良さもあるのは確かですが、やはりあの二人の存在はそれだけデカい。

とても重厚感ある名作でした。何度でも観たい。
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