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「ヒート」に投稿された感想・評価

kou87

kou87の感想・評価

4.5
最高級に渋くて熱いが、冷静さ切なさもある作品!!!!
まずはパチーノ&デニーロ、この二人の存在感が圧倒的。
前半、警察の張り込みに気づくデニーロを画面越しで睨むパチーノ!!これだけで映画として成り立ちますよ。
緊張感で170分の尺も気にならずあっという間!!
若かりしナタリーも可愛かった♪
task88

task88の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アルパチーノとデニーロ。
追う側と追われる側。
そして対峙する。

このレビューはネタバレを含みます

  1995年制作、マイケル・マン監督によるハードボイルド・アクション映画である。
 
 なんてったってパチーノの熱い追っかけとデ・ニーロのニヒル&クール振りがたまらない。
 かと言って二人が顔を会わすのは僅かで途中の高速道路沿いのカフェと最後の空港での決闘シーンぐらいである。

 デ・ニーロのキャラはプロのギャング団のボスとして冷静沈着で的確な判断をする絵に描いたようなニヒリストとして登場する。
 片やパチーノは子連れ妻と再婚した熱いやり手刑事で、ややもすると家庭を顧みずに仕事に没頭するタイプで既に家庭での軋轢は修復不能の状態にあった。

 ロバート・デ・ニーロことニールのストイック振りは彼の自宅に端的に顕在化される。
 そこには全く生活感がないのだ。
 何処ぞの海沿いにあるオフホワイトの色調で統一されたモダンな建物、そのガラス張りのリビングには家具らしきものが無い。
 唯一ガラスのテーブルがあるくらいで、ウィスキーの入ったクリスタルグラスとH&Kの自動小銃が「カシャ」っと置かれたりする。
 そして彼らが「ヤマ」と呼ぶ仕事に冷静沈着に全霊を掛け対処するのみである。
 彼の信条は、

  「やばいと感じたらジャスト30秒で高跳び
しろ。その邪魔になるものには関わる
   な」

 対するアル・パチーノことヴィンセントは刑事家業一筋で手強いプロ達を追い詰め召し挙げることに生き甲斐を見出すタイプで、必然、家庭構築力に欠けることになる。
 バツ2で3人目の妻の連れ子の少女をナタリー・ポートマンが演じているが、思春期の繊細な乙女心を漂わせて秀逸である。
 
 そしてニール達の前に大きな「ヤマ」が情報として現れる。
 これを最後に足を洗うとの覚悟のもと、この「ヤマ」を踏むことを決意する。

 ヴィンセント達は常日頃、ワルの情報提供屋から情報を入手し、事前にこの「ヤマ」について察知することが多い。
 この手の闇情報の入手パターンは「ブリット」、「フレンチ・コネクション」などアメリカ刑事ものではお馴染みである。

 だが、今度の大きな「ヤマ」はかつての仲間で勝手なマネばかりする為ニールがクビにしたウェイングローというワルによる恨み節で情報がリークされていた。
 
 ヴィンセント達のニール一味への密着追跡が始まる。
 この過程でヴィンセントとニールが同一画面に登場する高速道路沿いのカフェに二人で立ち寄るシークエンスがある。

 このカフェの壁には二人が向かい合っているショットが今でも額に入って飾られているそうだ。

 この時の会話は実に含蓄と大人の風味に満ち、プロ同士の譲れぬ意地と男の美学が滲み出ている。
 ゆったりとしたデ・ニーロの得意な揺蕩うような間取りで実に6分強話される。
 記憶に間違いが無ければ彼らはゴッド・ファーザーpartⅡ以来の共演となるはずだ。
 ただし、共演と言ってもゴッド・ファーザーでは同じ画面に登場していない。
 つまりこのシークエンスが実質初共演と言っていい。

ヴィンセント 「ファルサム刑務所で7年、その
        後マクニール刑務所にいたな。
        あそこは厳しかったか?」
   ニール 「あんたは刑罰学者か?」
ヴィンセント 「戻りたいのか?」
   ニール 「捕まるのはドジだからさ。俺
        がその辺の酒屋強盗に見える
        か?」
ヴィンセント 「いいや。だがもうヤマを踏む  
        な」
   ニール 「俺はヤマを踏むプロ。あんた
        はそれを阻止するプロ」
ヴィンセント 「普通に暮らす気はないのか?」
   ニール 「庭でバーベキュー、テレビで
        野球か?あんたもそんな暮らし
        を?」
ヴィンセント 「俺の暮らしはハチャメチャだ。
        義理の娘はロクデナシの父親を
        持って手が付けられない、3人
        目の妻ともまた破局寸前。それ
        もこれもお前のような奴を毎日
        追いかけ回す毎日だからだ」
   ニール 「ある奴がこう言った。ジャス
        ト30秒で高飛び出来る様に面
        倒な関わりを持つな。そういう
        男を捕まえようって奴が結婚す
        るのが間違っている」
ヴィンセント 「興味深い意見だ。お前は修道僧
        か?」
   ニール 「女はいるがやばくなりゃ別れ
        も言わず捨てる。それが自分の
        掟だ」
ヴィンセント 「寂しいもんだな」
   ニール 「それに耐えられなきゃ別の生
き方を探すことだ」
ヴィンセント 「探す気もない」
   ニール 「俺もだ」

ヴィンセント 「俺はこんな夢を見る。俺が殺し
        た犯人達が晩餐のテーブルにつ
        いて穴の空いた頭をして俺の顔
        を全員見つめている」
   ニール 「何か話すのか?」
ヴィンセント 「無言だ」

   ニール 「俺のは溺れる夢だ。眠ったま
        ま死にそうで起きて息をする」
ヴィンセント 「何か意味があるのか?」
   ニール 「まだ、時間があるってこと
        だ」

ヴィンセント 「ここにいる俺たちはしたいこと
        をしている普通の男と変わりは
        ない。俺はお前を務所に送りた
        くない。でもお前がヤマを踏む
        のなら俺はお前を間違いなく殺
        す」

   ニール 「俺の夢にはまだ続きがある。   
        俺が追い詰められ、あんたと対
        決したら何がどうあろうと邪魔
        は許さん。 
        こうして話はしたが、俺は一瞬
        の躊躇もなくあんたを殺る」

ヴィンセント 「そうなるかもな」

   ニール 「或いはもう二度と会わないか
        もな」


 この二人は要は紙一重で裏表なのである。
 置かれた場所が違うだけでストイックな仕事一途野郎なのである。

 この映画の白眉は何と言ってもこの後に起こる街中での12分間に及ぶ銃撃戦であろう。
 シークエンスが始まるとギターのミュートパッシングが間断なく流れ始め、緊迫感が増嵩していく。
 ニール他クリス(バル・キルマー)、マイケル(トム・サイズモア)も高性能機関銃で乱射する。
 1分間に700発の発射能力のある軍用のカービン・ライフル銃での乱射シーンは本物の銃の音を使用しただけあってダイナミズムと迫力、緊迫感に満ちている。
 パトカーへの着弾は本物を使用して撃ち込んでおり、バイオレンス感が半端ない。
 12分間間断無く続く銃撃戦シーンに喉がカラカラになる。
 マイケルはやられるも、ニールは負傷したクリスを連れかろうじて脱出する。

 だがニールは自分の信条に反し、バーで出会った女性イーディ(エイミー・ブレネマン)を愛してしまい、それが彼を破滅させることになっていく。

 愛は計算高くなく、信条を打ち砕く。

 また、クリスは妻のシャーリーン(アシュレイ・ジャッド)を連れにくるが、そこには警官が隠れて待っていた。 
 テラスに出ていたシャーリーンがクリスだけにわかるように手のひらを横に振る。
 クリスは全てを悟って黙ってそこから立ち去るのであった。
 女性陣も皆いい味出している。

 最後の空港でのニールとヴィンセントの対決は「ブリット」が匂う。
 夜の空港の管制ライトの交錯が緊迫感を盛り上げる。そして…

 いつ観ても感じるが、デ・ニーロとパチーノの役所は入れ替えても良かったのではないかと。
shishimaru

shishimaruの感想・評価

3.9
まあ、俳優陣見れば、見ない手はないよな、的な。面白かったですが、ゴッドファーザーとかまで期待値上げちゃうと、少し肩透かしを喰らうかもしれません。安心して重厚犯罪物を観たい方はおすすめ。
Kento

Kentoの感想・評価

4.6

うぉぉぉぉ

凄い熱量の作品でした

アル・パチーノ×ロバート・デ・ニーロ
×ヴァル・キルマーand so on!!

渋い男達による緊張感に満ちたせめぎあい
入り乱れる人間ドラマ
そして激しい銃撃戦
とても有名なコーヒーのシーンは特に凄い
話しているだけなのに、こちらにも緊迫感が
伝わってきます
それぞれのキャラも見事に表現されています

171分という時間を感じさせない作品でした

ナタリー・ポートマンが出ていたのも驚き
でした

元ネタになったという
「メイド・イン・LA」という作品も
観てみたいと思いましたが
配信無し&円盤もなかなかレアそうなので
いつか観れたら良いな…
ゆうこ

ゆうこの感想・評価

3.9
アルパチーノやデニーロは、もちろんだけど、何気にヴァル・キルマーが良いのよ。
fumifumi

fumifumiの感想・評価

4.0
前に何度か観てから、結構な年月がたってしまったのですが、CSのザ・CINEMAで、久々に観ました。

マイケル・マン監督作品。アル・パチーノとロバート・デ・ニーロの共演。
立場違っていたら、親友になっていたかな?な、2人の、これでもかこれでもかの、正にデッドヒート。
窃盗団の家族模様、主役の二人以外の登場人物のそれぞれの事情も見せながら、主役2人の対決にスポットがあたるラスト。

最後の最後まで、まさに、ヒート。

アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ
共演作品を観ると、ふたりが、役柄を取りかえて演じたのを観てみたい!と、思ってしまう私です。
この作品もそのひとつ。ふたりとも、この頃までは、スリムだし。一番ヤンチャやムリが、できた頃😅

マイケル・マン監督といえば、WOWOW独占放送でドラマ「Tokyo Vice」にも、注目!楽しみ!
Kir

Kirの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画で,デニーロとパチーノが好きになった思い出の作品.

冷静な強盗団のリーダーのデニーロと実は人間臭い刑事のパチーノ,二人の良さが上手く出ていると思います.

二人のプロ意識の高い熱いやりとりは,当時,とても憧れました.

犯罪映画の最高傑作だと思います.
anguish

anguishの感想・評価

3.8
4th viewing

「ヤバい暮らしには身一つが一番、いざって時は30秒フラットで高飛びできるよう面倒な関わりを持つな」

◎◇3度目の再婚を経て年頃の娘の継父になったが仕事に魅入られ家庭を顧みない警察官のヴィンセント・ハナ(アル・パチーノ)独特の哲学を持つ仲間の中で唯一家庭を持たないクールなプロの犯罪者ニール・マッコーリー(ロバート・デ・ニーロ)

公開当時、まだ付き合いの浅い同僚に誘われて観てめちゃおもしれーって唸ってすぐにソフトを買った事を覚えています。3時間近くあるのによく二人で観たなw 男の美学ってやつで女性たちは振り回されています。兎に角かっこいいの!渋いの!今回視聴して思った以上にストーリーは過大評価、思い出補正してました。出てくる人たちみんなやさぐれているの、幸せは様々だけど「幸せか?」と尋ねたいw「ガントレット」を髣髴とさせる見せ場である銃撃戦に違和感があり犯人を追い詰めるあまり市民に被害が出ているだろうとひやひやしてました、駄目だろう…

クールになりきれない愛すべき男たち。
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