アタフ

クリープショーのアタフのレビュー・感想・評価

クリープショー(1982年製作の映画)
3.6
ジョージ・A・ロメロのホラーオムニバス

今見るとチープに感じてしまうところも多いが、化け物の特殊メイクやコミック風なコマ割りなど、味わい深いシーンも多くある。

冒頭、「クリープショー」というホラーコミック読む少年を叱りつける親が、なんだか自分の親と重なって何とも言えぬ気持になった。昔からよく言われていたんだですよね「ホラー映画を見る人の気が知れない」とか「ホラー映画ばかり見ているから成績が悪いんだ」とか(笑)ある意味正しいかもしれない(笑)

そのホラーコミック「クリープショー」に載っている5話の短編からなるのがこの映画。

第1話『父の日』 (タイトルはwikipedia参照)
5話の中では一番チープかもしれない、殺された叔父が「ケーキはまだか!!」といって墓場から出てくる話。何か物足りなさが残る。


第2話『ジョディ・ベリルの孤独な死』
堕ちてきた隕石に触れてしまったため、体中から植物が生えてくる話。主役を演じているのがスティーヴン・キングらしい、若い頃ってこんな感じだったんだ…なんかすごくIQが低い感じの男を上手く演じていました。


第3話『押し寄せる波』
不倫相手を浜辺に埋めて殺した男が、復讐され返される話。浜辺に首だけ出る状態で埋めて潮の満ち引きで殺す手法が面白い。


第4話『箱』
大学の物置の奥にあった木箱、その中には怪物が!!ただ怪物が人を殺すだけでなく、その怪物を利用してうざい妻を殺そうとする展開がよい。ラストも好き。


第5話『奴らは群がり寄ってくる』
一番のショッキングストーリー
何せ大量のゴキブリがわらわらと出てきて画面を覆いつくすのだから溜まったものではない(笑)おそらく全部本物なんでマジで気持ち悪かったです。ゴキブリ苦手なんですよ本当に…でも全体的に不気味で、他の話と比べても異質であり、雰囲気は好き。でもゴキブリは嫌い。



これをみて思ったどやっぱホラーオムニバスって好きだな~~~
2、3もあるみたいだからそのうち見よう。
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