記録。
いや、博士じゃなくね？
ドイツ表現主義の古典『カリガリ博士』と似てるけど別物。でもオチや何よりそのタイトルからしてインスパイアされたのはまず間違い無さそう。
車がパンクしてしまい、助けを求めて屋敷を訪ねたジェーン。迎え入れたのはカリガリという紳士。屋敷の主人である彼は親切にもジェーンに部屋を用意する。だが程なくしてジェーンは気付く。屋敷から帰らせてもらえないことを。
…言わずと知れたヒッチコックの傑作『サイコ』の原作者ロバート・ブロックが脚本を担当しているものの、あまりハードルを上げて観ないほうが吉。
『カリガリ博士』観たときはサイレントが苦手だった(今もだけど)ので低スコアをつけてしまったけど、あのゴリゴリでグワングワンな美術に無二の美しさを感じたのは確か。なので本作にもそういった部分を期待したのだけど期待外れ。ジャケはそれっぽいのに。
トータルつまんなくはないけど、んー、飛び抜けて素晴らしいとこも見つけられなかったかなぁ。
