m

トリコロール/青の愛のmのレビュー・感想・評価

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)
4.2
交通事故で全てを失った女性が、新たな自由を手に入れる。
全てを失った悲しさに、死にたくても死ねず、好きでも無い男と寝た翌日、家を出た彼女が自傷行為で壁に拳を擦り付けるシーンが印象的。
突然、交響曲が彼女の中で鳴り響き、世界は青い光に満ちる。忘れたくても忘れられない苦しみ。
夫に浮気相手がいた事を知り、心中複雑ではあるが、過去の愛から自由となり、交響曲を完成させる事で、過去という苦しさを克服する。
この作品のジュリエット・ビノシュも溜息の出るような美しさであり、私にとっても本当に理想の女性である。
m

m