じゅんP

迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険のじゅんPのレビュー・感想・評価

3.4
実は頭脳明晰なのはワトソンの方で、彼の推理を表に出すため、売れない俳優だったホームズが探偵を演じている、という変則設定。
ホームズがマイケル・ケインで、ワトソンがベン・キングズレー。シリーズ化されてもおかしくない、微笑ましい2人の掛け合いが見られます。

酒好き&女好き、典型的ダメ人間のホームズに愛想を尽かすワトソン。でも世間はホームズの推理にしか聞く耳を持たず、結局ホームズを呼び戻して、盗まれた5ポンド紙幣の原版の行方を追い始めるも…

ホームズの元俳優設定や演じることの特性を活かした推理・活躍シーンがあるんですが、彼が奮起する経緯含めてその辺がこの映画のハイライトでした。

基本ただのドタバタコメディなのに、モリアーティ教授と対峙するたび、ド派手に活劇始めるのも楽しいし、めでたしな締めくくりも作中の空気にピッタリ。
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