青二歳

駅前旅館の青二歳のレビュー・感想・評価

駅前旅館(1958年製作の映画)
4.0
フランキー堺の三味線ロカビリー(?)は愉快極まる。東京の東玄関上野の旅館を舞台にした群像劇。番頭の森繁、頑張りすぎてバイトと本分が逆転しちゃった学生バイトにフランキー堺、番頭仲間に伴淳。モグリの客引きカッパ勢の頭領に山茶花究。前半のコメディでググッとキャラクターに惹きつけられます。
後半はひとつのジェネレーションギャップドラマなのですが"古いものばっかり良くて新しいものはケシカラン"と情緒的にすると不毛な懐古趣味になるところ、どこか乾いた質感がある。なので高度成長を迎え激しい変化に疲れる人が、その変化に打ちつけられてもなお逞ましい様子が見え、どうにも良い味わいがありますねえ。