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チェンジリングのふもっふのレビュー・感想・評価

チェンジリング(2008年製作の映画)
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”世界一の男”クリント・イーストウッドが監督・製作だけでなく音楽もやった恐ろしい実話を映画化。1928年のロスにてシングルマザーの子供が行方不明に、その後見つかった子供は全然違う子だった...100年近く前の話だから当時の生活は慮るしかないのだがいくらなんでも警察が杜撰過ぎるとしか...だって子供が学校へ行けば一発で解るだろうって思ってしまうのだが、そこは古今東西変わらない”お上”の体質がありまして一度決まったことは何が有っても変えないし、そもそも我々は間違えないという”無謬”主義がいつの世も問題なのです。そしてもう一つの問題が俗に言う精神病院は患者が何を訴えても聞く耳を持たなければずっと入院させられてしまうという恐怖です。この件に関しては警察の不正を糾そうという牧師や腕利き弁護士のおかげで助かったが運が良かっただけかも...主演の信念の母親を演じたアンジェリーナ・ジョリーが素晴らしく牧師役のズラを被ったジョン・マルコヴィッチも好感が持てる。個人的には敏腕弁護士のジェフ・ピアソンが良かった。
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