子を持つ親ではない私ですらこんなに腹が立つってことは、子を持つ親が観たら何を思うのか。想像もしたくないです。
こんなことが実際にあったと信じたくない、非常に胸糞悪い一連の事件。
【息子が行方不明になり、捜索の末、警察が事件解決として連れてきたのは息子とは似ても似つかぬ少年だった。】
ありえないでしょ。
劇中で泣き腫らすアンジェリーナ・ジョリーを観ながら、力になれないもどかしさとかでウルウルと常に膜が…
映画ゆえに誇張されている部分ももちろんあるだろうし、善と悪をハッキリ分ける脚本になっているのも分かった上で、映画として非常に上手くできていると思いました。
とかいいながら事件の概要を調べてたら、ほぼ映画の内容そのままで、唖然としました。
こればっかりは差別とかで言い切れない、時代の恐ろしさをかなり感じます。
彼女が声を上げず、この事件が明るみに出ないままだったら…
考えたくもない…。
こういう映画作らせるとクリント・イーストウッドはやっぱり素晴らしい仕事をするなと再確認しました。