けーな

チェンジリングのけーなのレビュー・感想・評価

チェンジリング(2008年製作の映画)
3.9
イーストウッドが監督ということもあり、ずっと気になっていたが、子供が失踪して、他の子に入れ替わってしまう話だと聞き、恐ろしくて、観る勇気が出ずにいた。ちなみに、オカルト映画を怖くて観ることができない私だけれども、ある意味、オカルトよりも、こういう内容の方が怖くて仕方がない。自分の身の上に、こういうことが起きたら恐ろしいからだ。今回、観ることにしたのは、自分の息子が、映画の子供より歳が上になっているから、同じことは、自分の身に起きないと思えたから。

実際に観てみたら、想像以上のことが起きて、恐ろしかった。これが、実話だとは、びっくり。子供が失踪するだけでなく、そこから、思わぬ展開になって、驚愕となった。むやみに怖いわけではなく、映画として、惹きつけられて、目が離せなくなった。さすがイーストウッドである。何回か、これで終わりかと思うのに、次の展開がある、その手法が、見事だった。

それにしても、当時のロス警察があまりにも卑劣で、憤りを感じる。

アンジェリーナ・ジョリーの演技が素晴らしかった。今まで観たアンジーの映画で、1番良かったと思う。

ジョン・マルコビッチも、良かった。
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