スズナリ

チェンジリングのスズナリのレビュー・感想・評価

チェンジリング(2008年製作の映画)
3.9
『リチャード・ジュエル』でもそうだったが、イーストウッドの実録社会派作品は心にくるものがある。行方不明になった息子が見つかったとして別人を差し出したり、ミスを認めないばかりか母親を精神病院に送る堕落したロス市警。次々彼女に遅いかかる受難に「もうやめてくれ」と叫びそうになった。牧師やヤバラ刑事など良心のある人がいて良かった。悪には鉄槌が下ったが、母親は最後まで息子の行方を探していたというラストのテロップを見て、なんとも言えない、やるせない気持ちになった。
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