ジャンヌ・ダルクについては、西洋画でも題材にされていて、フランスの戦いの女神という何か神話みたいな印象しかなく、実際はどんな人生だったのか、この機に知りたいと思って観ました。
冒頭からとても観て居られない酷い映像なので、お子さんと観ようとされる方は要注意かと。
リュック・ベッソン監督、ミラ・ジョボヴィッチ主演、他、ジョン・マルコヴィッチ、フェイ・ダナウェイ、ダスティン・ホフマン、と名優揃いで見応えありましたが、何せ血なまぐさと中世の野蛮さを抜きには描けないので、最後まで観るのはしんどかったです。
ここで描かれるジャンヌ・ダルクは、神のお告げを聞いた使命感というものの、気性が荒く、よくこの若き女性にフランス軍はついて行ったなと。
神を信じてフランスの為に戦い戦果を上げながら、国に見放された後には19歳の若さでイギリスの捕虜となり、裁判にかけられて、最期火炙りの刑となるなんて、あんまりにも救われないですね。
名優さんたちの演技はもちろん見応えありましたが、弓の兵士でジャンヌを支えたドーロン役のデズモンド・ハリントンという若い俳優さんは、なかなか良かったです。