ニクガタナ

ジャンヌ・ダルクのニクガタナのレビュー・感想・評価

ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)
3.4
ジャンヌ・ダルクの伝記映画。彼女は本当に神のお告げを受けたのか?妄信ゆえの猛進か?こうゆう壮大な歴史モノがやりたかったに違いない、当時ノリノリだったリュック・ベッソンにしか出来なかったであろう仕事。米仏合作で事情は分かるがフランス舞台のこの内容で言語が英語なのはちょっと萎える。いくら金かけたんだろうか衣装、美術が圧倒的。刈り上げおかっぱの男性の髪型とか史実に忠実なのかしら?ジャンヌ・ダルク役に女性らしさを感じない雄々しいミラ・ジョボビッチが適任だったのかは悩ましいところ。脇はジョン・マルコビッチにヴァンサン・カッセルと好みの演技巧者集めてて作品に重厚感増してる。リアリティ感じる戦闘シーンも大迫力。ただ「フィフス・エレメント」でも感じた、リュック・ベッソンに求めてるのはこれじゃない感。キリスト教どうこうの前に信仰ってなんだろう?な哲学展開は辛気臭いし説教くさい。終盤理不尽に悲惨な目に遭う気の毒なジャンヌが痛々しくて観てらんない。
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