1979年。 監督は村川透。
原作は大藪春彦の小説。
昼間は平凡なサラリーマンを装いつつ、夜は体を鍛えて会社を乗っ取ろうと企む男のお話。
サラリーマン3人が、食事しながらクチャクチャ音を立てて会話するシーンの気持ち悪さに死んだ。 お前ら動物か。
当時は当たり前だったであろう、オフィスでタバコ吸いまくってる環境も最悪です。 こんな時代に生まれなくて良かった。
酒に薬物を入れたり、酔わせたりして女を手籠めにする流れにも時代を感じた。 そのあと立ちバックしながらご飯を食べてるシーンがあったけど、セックスと食事は分けてほしいと思う。
情報を聞き出すために女をブン殴ったり、服を脱がせたりと今ではありえない展開が、ある意味爽快だった。 自由な時代だったんでしょう。
とにかくお金を手に入れるんだ~的な価値観も今となっては苦笑するしかないのだが、お金があれば幸せになれると信じられた価値観もまた、過去の遺物となってしまいました。 この映画はスポーツカー乗りまわして喜んだりと、なんか幼稚です。
松田優作にそんなに魅力を感じなかったし、ハードボイルドなストーリーも楽しめなかった。
風吹ジュンは童顔で可愛らしかったですね。 それぐらい。 130分と無駄に長いのも疲れた。
ラストは気持ち良かったです。