ふう

幸せはシャンソニア劇場からのふうのレビュー・感想・評価

4.7
音楽! 愛! ぼくたちの劇場!
それさえあればいつだって幸せなんだ


1930年代のパリのおはなし。
幸せそうなパッケージとは裏腹に、なんとなく寂しげな重いはじまり。壊される劇場。
「あれ、実はどよーんとした映画?💦」
と心配するのもつかの間、
さあ!ぼくたちのシャンソニア劇場を再び!
とかつての仲間が立ち上がり、どったんばったん大騒ぎ!

なんだけど。
うまくいきそーうで、いかない。
調子にのったら、すぐにしっぺ返しを食らう。
まるでサーカスの綱渡りみたいに、ギリギリをなんとか歩いていく🎪
だんだん幸せがどこにあるのかもわからなくなりながら、
でも、やっぱり音楽と愛と劇場がないと生きていけない人たちが、必死に人生にしがみついていく。
そんなちょっと泥くさいおはなし。

パッケージみたいにキラキラしているところなんてとっても少なくって、常にみんな何かしらの悩みを抱えている。
でも、おはなしが全部終わったときには、このパッケージの集合写真がしっくりくるような、心がとーーっても温かくなる、そんな作品💓

母と一緒に
ちょっと疲れた午後に見るには
とってもぴったりな物語でした♪

寒い日にスキップしたくなるような、
愛にあふれた映画を、ぜひ、
たくさんの人に見てほしいな
ふう

ふう