撮影当時まだ「通好みの演技派」ポジョションだったホアキン・フェニックスが狂言引退してラッパーとして再出発する2年間を収めたモキュメンタリー。企画も大概だと思うが、ケイシー・アフレックのフラットすぎるカメラが凡庸でメッセージ性もへったくれもない。本作に参加した女性スタッフに訴えられたケイシー・アフレックは論外だが、ホアキン・フェニックスは賞レースのタキシード着回しやらビーガン料理の企画やら偽善スピーチくらいで、この作品が世界中に垂れ流す害毒の埋め合わせはできないと思うよ！？
2020.2.9 ムービープラス(録画)(字幕)
