肉鹿

新・猿の惑星の肉鹿のレビュー・感想・評価

新・猿の惑星(1971年製作の映画)
3.4
1973年、地球。アメリカ海域に宇宙船が着水する。人々は宇宙飛行士が帰還したと思って出迎えたが、出てきたのは猿だった———シリーズ3作目。

大ヒットした1作目の人間と猿人の関係を真逆にした焼き直しともいえる話なんだけど、猿人たちが人間の生活に混じって日常生活を送ってる姿はアフリカの秘境から来た人みたいで微笑ましく笑顔になった。泡風呂入ってるのかわいい🥰

それにかなり知性的な会話劇なのも注目!
インテリなチンパンジー夫妻と触れ合う人が前作までの軍人じゃなくて、みんな精神科医やら学者だから言い争いや腹の探り合いが進化してました!なのでアクションシーンよりドッロドロの知略戦が見どころ🌚

そのせいで政治的メッセージはかなり強めに主張されててうるさいんだけど、印象的なセリフも多め。
「人は人を殺すが猿は猿を殺さない」や「支配者の命令にNOと言ったことが進化のはじまり」なんて的を得ててかっこいい。

シリーズの特徴になった衝撃的なラストは今回もしっかり継承されてて、次も見てしまいたい欲求に駆られてしまう。
ただ、この3と5だけリブート作と関連がないからかディズニー+から外されてしまったのは不憫ですこしかわいそう。いじわるしないで追加してあげてください🥺
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