あざらし

新・猿の惑星のあざらしのレビュー・感想・評価

新・猿の惑星(1971年製作の映画)
3.3
「言葉を喋ったわ…。」

SFアクションシリーズの猿の惑星、旧シリーズの第3弾です。

綺麗な海。
そこへ、ヘリコプターがやって来ます。
海の上には宇宙船が漂流しているのが見えました。宇宙船は、2年前に行方不明になった船と見られます。

宇宙船を救出して、操縦席のハッチを開けると出て来たのは3匹の猿でした。
3人?の猿は自分たちで着替え、オレンジをフォークとナイフで食べるのです。

マイロ、ジーラ、コーネリアスの3人の猿たちの宇宙船は通常の航路を航行せずに、未来から過去となる2000年も前の現代の地球にタイムスリップしてしまったというストーリーです。

ちょっと接触すれば、知能が高いとすぐに分かるのに、見かけが猿だからといって、動物園に入れてしまうなど、現代の人間はとても短絡的です。そこに人間の偏見が見られて、悲しいです。

「おいら達の国では、猿が話し、人間は話せないんだ。」

すごく古い映画なので、メイクもそれなりで、動物もぬいぐるみだと一目でわかる出来です。

現代の地球が舞台なので、ストーリーもSF映画というよりも、未来から来た進化した猿を囲むストーリーという感じですが、シリーズ映画とあって、物語的には外せない回です。

世界が違うと、文化も価値観も違います。相手を理解できなければ、理解しなければ、待っている結末は…

「人間たちと友達になりたいんです。
…鎖を外してもらえません?」

…赤ちゃん役のチンパンジーが可愛い。
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