MilleNotti

新・猿の惑星のMilleNottiのネタバレレビュー・内容・結末

新・猿の惑星(1971年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

2020年に観ると
「有り得ない話でもないな」感。
このシリーズはミラーリングだらけで
人間(と社会)がしてきたことに
否応無く疑問を〈持たされ〉る。


脱出逃亡する途中で産気づくジーラを
気遣うコーネリアス。
ベツレヘムへ向かう
マリアとヨゼフのようだった。
マイロが生まれる環境が
サーカスなことも
馬小屋を彷彿とさせる。
アーマンドと博士夫妻(人間の)は
東方の三博士のよう。

選挙までもてばいいじゃん?と
考える大統領。
科学顧問は時間の研究家。


シリーズ第3作。
猿・続・〈新〉・征服・最後の・+α…
1973年の設定。70年代オシャレ。

彼はつぶやくのではなく
ハッキリと人間に言った
「ノー」と。


種(しゅ)の違いで描いているけれど
これは人種や性別。属性・階級のこと。
次を見たくなる仕掛け。

誇り高いジーラとコーネリアス。
MilleNotti

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