FREDDY

ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎完結篇のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

「週刊ヤングマガジン」で連載された、きうちかずひろ原作の同名漫画を実写化した痛快青春映画『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズの完結編である本作。印象としては、終盤で見せる独特な世界観には少々首を傾げてしまったが、前作で登場しなかった、清水宏次朗が演じる加藤浩志が再びスクリーンに戻ってきたことや、 川端純を的場浩司が演じていたりと心惹かれるものはありましたし、今作の敵役である、我王銀次が演じる極東高校のホラ吹き狼少年・丸野政次のキャラクター性も良かったですね。スケートリンクでの乱闘シーンも面白かったですし、気軽に楽しめる作品ではありました。ただ、 個人的に感じてしまったのは、"愛徳高校 対 立花商業"という構図は良いとは思うが、シリーズ作品を通して見てしまうと興味をひかれないと言いますか、立花商業の面々に魅力が感じられませんでしたし、抗争自体も生ぬるいものなので中盤の中弛みはどうしても気になってしまいました。物語上これは仕方のないことなんですけどね。もう少し派手さが欲しかった。それでも本作は面白い作品だとは思いますし、暇つぶしには最適ではないでしょうか。
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