「ニキータ」
原題「Nikita」
1991/1/12 公開 フランス作品 2019-008
再鑑賞
ファッション雑誌同様、「LEON」ときたら「NIKITA」（廃刊になりましたが）ですよね！！リュック・ベンソンの出世作です。この作品のヒットによってハリウッドで「LEON」を撮影することになったんですね。この作品でジャン・レノが演じた掃除屋のヴィクトルは、レオンの原型となったと言われています。
“MY FEAR LADY”ニキータを描いたスタイリッシュでパワフルな女性アクション映画で、長年のパートナー、エリック・セラの音楽と相俟ってＬ・ベッソンのタイトな演出が冴え渡る作品です。
俳優陣の演技も素晴らしく、Ｔ・カリョの存在感も凄いが、精神的にはか弱い女暗殺者を演じきったＡ・パリローの存在感はピカイチです。
唐突の様でいて余韻を残すエンディングにも注目で、この映画のラストは、はっきりと結末が描かれていません。見る人にその解釈を委ねるという作り方になっています。観た人達の議論が絶えませんでしたね。
警官を射殺して捕らえられた麻薬中毒の少女ニキータは、政府の秘密機関に属する暗殺者になることを迫られる。3年後、特訓の末にプロの殺し屋になった彼女は恋に落ち、幸せな日々を望んで苦悩するのだった。監督は、「レオン」のリュック・ベッソン。出演は、ニキータを演じ、当時、ベッソンの妻であったアンヌ・パリローほか、ジャン＝ユーグ・アングラード、ジャン・レノなど。1993年にはブリジット・フォンダ主演のハリウッドリメイク版「アサシン」も作られ、1997年にカナダで、2010年にアメリカでそれぞれテレビシリーズも製作された。
