ムチコ

てんやわんやのムチコのレビュー・感想・評価

てんやわんや(1950年製作の映画)
-
濃い人物と濃い話しか出てこなくてほんとにてんやわんやだった。これが渋谷実だあー
瀬戸大橋ができてからしか愛媛に行ったことがないけど、このころの四国というのはなんかものすごい遠い特殊なところ、なんなら外国みたいなエキゾチシズムをあらわす場所だったんだろうか。珍風習の目白押しで面白かったけど見世物みたいな感じもある。あと田舎の親戚付き合いを思い出して少しげっそりする。庭の木を盗んでお返しが魚。夜伽させていただきますの桂木洋子(背広を着ていけというのがなんなのか後でわかる)。赤い布団。そんでそれに乗っちゃったんだ佐野周二、っていう。佐野周二は相変わらずムッツリしてるかあたふたしてるかで、本当にいつも言語化の努力が足りない。淡島千景も映画第一作と思えないくらいの肉体派な扱いだった。いきなりビキニで登場だし。アプレだぜ。
それはそうと苗字が犬丸であだ名が「ドッグさん」て。言いにくくないか。
ムチコ

ムチコ