もちごめ

マイ・プライベート・アイダホのもちごめのレビュー・感想・評価

3.3
​​​走馬灯のような映画だと思った。

始めは退屈かも。と感じたけど、進めば進むほどマイクとスコットという登場人物に魅了されてのめり込んでいった。

寂寞としたアイダホの一本道はマイクの心象風景なんでしょうか。
愛を求めて、自分を探して、不器用にもがき苦しみ生きる彼の人生がどこまでもまっすぐな道というのが切なくも美しいですね。

リヴァー・フェニックス演じるマイクが痛々しいまでにリアルで、全身から血を流すような切なさをお芝居で表現していて素晴らしかった。
そしてキアヌ・リーブスがとても美しい。
何度も見て、いろんなことを考えたいと思った作品。

こっちに来て一緒に寝ようというシーンは涙が出た。
あの数秒のカットの美しさが焼き付いている。

かなり人を選ぶ映画だと思うけど、また見たいと思いました。
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