"この道を知っている"
故郷や家庭に憧れて、バイクを投げ捨て道端で寝て、道を進む男の子2人のロードムービー。彼等は男娼をしている。ホモセクシュアルや近親相姦等の社会を描いた危険な香りがしつつも、あくまで青年2人の素朴な物語。(そして謎の突然寝てしまう設定)
結局彼等の憧れていた"家庭"は別物で、"アイダホ"に行くことで、より離れてしまった。それでも"あの道"は変わらず存在し、彼等はいつでも、かつての"故郷"を思い出せるのではないかなぁ。そうであって欲しいな。この映画を観たことすら忘れてしまいそうだけど、きっとまたいつか観て、"この道知ってるなぁ"と思い出すかもしれない。似たような道はどこにでもあるかもしれない。区別しても出来なくても何でもいい。憧れた場所につながっていれば。
キヌアリーブスの若かれし頃はこんなに爽やかだったのね。若干アダムスドライバーに似てるなぁ
