るい

男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼けのるいのレビュー・感想・評価

4.0
17作目
寅さんの夢が海賊タイガーあたりからバラエティー豊かになってきたけどまさかのジョーズは予想出来なかったなしかも寅さんが演じてるのがブロディ署長じゃなくてあえてのサメハンター、クイントと思われるほうだとは(笑)本家みたいな下半身ぶつ切り死体がよく出来てやがる(犠牲になってる源公ウケる)さくらも足だけになるし、今作なんだか音声が微妙な気がする、いつもより籠ってるような‥‥まぁ昔の映画だからしょうがないし、聞き取れれば別に構わないのだが。
ついに満男が小学生に、タコ社長が呟いてたが本当早いよな。満男が小学生になったんじゃないかと思い出し本当にグッドタイミングで帰ってくる寅さん。おいちゃん、おばちゃんに褒められる。そしてさくらたちが入学式に帰ってくるなり元気がないと、理由が名前を順番に呼ばれるのだが満男の番になって寅さんの甥っ子だと先生が言うなり親子供が笑ったと。それに激怒した寅さん、校長に文句を言うと、でも悪気はないしでその後タコ社長が余計なことを言ったばかりにケンカ。
おいちゃんの言うことごもっとも、結局早々出て行く。上野の飲み屋で無銭飲食をした老人を救う寅さん、これがまたかっこよかった。そのままとらやに連れてきてしまい一晩泊める。恩知らずの上に厚かましい、このお爺どうしようもねぇな。
その夜みんながお爺の文句を口々に言う、寅さん上手いこといってみんなを納得させるも、そのあとうなぎの代金を払わすとか、とにかくこのお爺酷いな。宿屋と勘違いしてたらしく、いまさらになって後悔し出す。お詫びがしたいと、1つの絵を描いたお爺は神田の大雅堂にそれを持って行けと。前作に引き続き大滝秀治さんが今回は大雅堂の店主に、なんとその絵が7万円で売れる。なんとあのお爺日本でも有数の画家、池ノ内青観だったと判明、時すでに遅く帰ってしまったと、みんなで後悔。満男に描いてあげた絵がトラブルを呼び、寅さん出ていく。龍野で寅さんは青観先生と再開、しれーと車に役所の職員役で青観演じる宇野重吉さんの息子、寺尾聰さんが出てて。こんな思いっきり親子共演してるとはかなりレアだな。今回マドンナ出るのが遅めだなぁ。寅さん車先生と呼ばれてる。今回のマドンナは宴会の芸者さんだった、ぼたん。
とにかく観光課のやつらと寅さんのやりとりが面白いな。今回とにかく旅の情景というか雰囲気が良い。察しの早いさくら、芸者に恋してるんじゃないかと御前様に話す。龍野で贅沢三昧した寅さん帰ってくるなり嫌味だな。結局ぼたんに惚れてて、そのタイミングでぼたんがとらやを訪ねてくる。毎度のパターンマドンナ含めみんな囲んでの団らん。
変な格好した満男がウケる、実は、ぼたんが東京に来た理由が、騙し取られた200万を取り返すためだったと、かなり理不尽な話だよな。感情だけで動こうとする寅さん意外にかっこいい。でも寅さんが行ったんじゃ、らちがあかないと、タコ社長が同行することに、それにしても、事情があるにしろ、こんだけ分かりやすい悪党が出てくるのが珍しいな。しかも勝ち目のない相手というのがタチ悪い。寅さんかっこいい、法律なんかクソ喰らえと悪党に警察に捕まってでも殴りこみに行くと、しかし寅さんが行った場所は青観先生の所。そういうことじゃないんだよな、でも寅さんの気持ちすごい分かるし、こんなに人を思いやるから毎回マドンナは惚れてくれるんだろうな。17作目にしてようやく理解した気がする。本当いい話だった。先生最後粋すぎるよ😂
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