男はくらいよ監督さそり

かくも長き不在の男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

かくも長き不在(1960年製作の映画)
3.0
セリフでは説明せず、ひたすら記憶を失った男の行動で観客に想像させる。写真のコラージュの様な映画。全てが曖昧で謎のまま終わる。第三の男のアリダヴァリの表情。ジュークボックスで聴くオペラ。マルグリットデュラスらしい女性の心理を浮かびあがらせた脚本だ。ドラマチックな要素を排除してるのが凄い。カンヌ映画祭パルムドール受賞だが、その後アンリコルピア監督は『ミステリー島探検/地底人間の謎』しか撮ってないのがミステリーで謎だ!