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かくも長き不在のnanaのネタバレレビュー・内容・結末

かくも長き不在(1960年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

派手な戦闘シーンを入れなくても、戦争の悲惨さは伝えることができます。

どれだけ時が過ぎても、時代が変わっても、戦争を引きずっている人はいます。
決して戻ることのない時間と記憶。
そもそも彼は本当に夫だったのだろうか。
「きっと冬が来れば戻ってくる。」彼女は毎年のようにそう言っては、もう何人もの男を夫だと思い込んでいるのではないか。
はっきりと彼女にも、観客にも答えを提示しないのもこの映画の見所だと思いました。

戦争、そして夫の記憶喪失というと「ひまわり」という映画も思い出します。
きっとこのようなことは実際にもあったんだろうなと考えると、やるせない気持ちになります。
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