モールス

ペイルライダーのモールスのレビュー・感想・評価

ペイルライダー(1985年製作の映画)
4.0
すっかり西部劇が少なくなった80年代でしたが、イーストウッド監督は別でした。オープニングから目が離せません。疾走する数十頭の馬たちの轟音、そして悪党どもが群れをなして村を襲う許すまじシーンが展開されます。まず悪いヤツらをしっかりと観る側にアピールするところは定番ですが、作品に入り込めます☆ その悪役とは、金鉱脈を非道なやり方で次々と手の内にする者たちでした。その悪党どもに襲われた村を守るのが、救世主イーストウッドというわけです。とにかく対立軸がしっかりしていて、分かりやすくて面白いのです☆そしてイーストウッドの過去作品のオマージュや名作「シェーン」を思い出させるストーリーといい、よくできた作品です。後に「許されざる者」につながるわけで、西部劇で期待できる監督はもはやイーストウッドだけは言い過ぎですかね?
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