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愛してる、愛してない...のRのレビュー・感想・評価

愛してる、愛してない...(2002年製作の映画)
4.3
全画面が薔薇で真っ赤っかなオープニング。妻帯者である恋人ロイックの誕生日に、出会った記念日の薔薇の花を花屋で買ってる美術学校の女の子アンジェリク。おー、何か画面カラフルでキュートなラブコメって感じっすねー苦手系っすねー、って思いながら見てたら、奥さんが妊娠したため、だんだんロイックのハートがそっちに傾き、アンジェリクから離れていく。アンジェリクは少しずつ嫉妬心を燃やし始め、だんだんと、とんでもないことになっていく、という話で、あー、そっち系か。んー、まぁありがちな話やし、格別面白いというわけでもないなぁ、と思って前半終了後の後半! あっ!と驚く展開に。え! うお! マジ! そ…そういうことか…こ、こえええええ。ゾクゾク。1年半くらい前にボクの友人に似たようなことが起こってて、当時たいへんに怯えて暮らしていたので、面白がってイタズラしたら、やめてーーーってプンスカしてたけど、ナルホド、こりゃ怖いわ。ごめん。何かもう、これ以上何も語れない作品です。ひとつ完全にパニック級のホラーなシーンがあって、ここ最近見た映画の中ではいちばん震え上がった。あの、アンジェリクのベッドルームに足を踏み入れるシーンね…。思い出しただけで鳥肌が。ちなみにアンジェリクを演じたオドレイトトゥ、アメリのときからカワイイカワイイ言われてるけど、意味不明。どこが? 気持ち悪い感じしかないんやけど。女子受けよくて男子受け悪い代表って感じする。どうなんでしょ。アメリ完全なキチやったもんねぇ。本作はそんな彼女の本領が見事に発揮されてて、ホントにすばらしい。軽い気持ちでカワイイ系女子に関わって、火傷した男子を何人も存じているので、ある意味すごくリアルやった。個人的な結論としては、女子は自分に真っ直ぐなビッチがいちばん良い、ということだが、喜んで火傷したがる男子が日本に多いのも事実で、そういう意味ではバランス取れてるのかな。まぁずっと一緒にいると、会話とかだんだんなくなっていくやろーけど笑 これくらいしか語れないくらいちょっとした仕掛けが待っています。やっぱフランス映画は一筋縄ではいかないな。数年後にもう一回見たくなりそうな気がしてます。
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