しぶやえき

日本のいちばん長い日のしぶやえきのレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)
4.1
まさに日本帝国の葬式
各々が覚悟を持ち、行動し、命を懸けた。

あれから七十数年、人の本質はそんなに変わらないはずなのに、反戦教育を徹底的に受けた私にはあの時代の尽忠と國體護持の感覚がわからない。反乱軍が愚直な狂気にみえてしまう。
しかし、自分が仮にその時代を生きていたら時代が掲げた正義を鵜呑みにしていただろう。
人は環境の生き物なのだろうか。

時代を変えるのは簡単なことではない。多くの屍と先人たちの意志の上に今の日本があるのだと知った。

「生き残った人々が二度とこのような惨めな日を迎えないような日本にーーなんとしてでもそのような日本に再建してもらいたい。」
しぶやえき

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